留学を決める半年ほど前、私の両親も一緒の家族旅行でニュージーランドへ出かけました。南島をぐるりとバスで巡るツアーだったのですが、行く先々で出会った子供たちが、なんだか明るくていいなあと思ったんです。
子供が明るいだけでなく、まわりの大人も一緒になって笑っているような、そんな明るさ。
とある小学校の校庭にパラシュートが着陸して、まわりにいた子供たちが駆け寄ってきました。「あれは学校のアトラクションですか」とガイドさんに聞いたところ、「たまたま観光客が着陸しちゃったんでしょう。子供たちは慣れてるし、事故さえなければ学校もとがめないんですよ」
おおらかといえばそれまでですが、その後ろに、学校と地域の関係、自由と責任の意識、教育の場所の捉え方、いろんなものが透けて見えるように思いました。
帰国してニュージーランドの学校教育のことを調べ始め、半年後には、夫も私も息子をニュージーランドへ留学させる気持ちが固まったのです。
もちろん、留学にはメリットもデメリットもあります。なにより本人が馴染めるかどうか、お金や生活の問題も。調べれば調べるほど迷いも出てきます。あの、パラシュートに駆け寄ってきた子供たちの笑顔と、それを見守っていた先生たちの表情を見ていなければ諦めていたかもしれません。
どこにいても問題があるなら、自分たちが希望を感じられる場所を選びたいと思いました。
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