昨年の10月下旬、家族でオークランドへ10日間の旅に。息子の学校を見学するのと、母子生活を送る場所のイメージをつかんでおくことが目的です。
学校見学の手配は現地のエージェントにお願いしました。紹介されたふたつのプライマリースクールはどちらも高級住宅街にあり、周辺の治安も良いので母子留学にはお勧めです、とのこと。
ひとつは、現地の日本人駐在員の子供たちも通っているという学校。ちょうど休み時間ということもあってとてもにぎやかでした。内気というのではないのですが、初めての場所が苦手な息子はちょっと引き気味。校長先生に英語で話しかけられても固まったまま(笑)。緊張のうちに?終わりました。
そして車で5分ほど離れたふたつめの学校へ。
ここはIB(インターナショナルバカロレア)の初等教育を採用し、子供の個性や意思を引き出すための指導をしているのだとか。モンテッソーリやシュタイナーなら私たち夫婦でも聞いたことがありますが、IBとは?正直そういう情報にうとい私たち夫婦は、まずは現場を見てみることにしました。
こちらは授業中ということもあって、とても静かでした。高学年の子供たちは数名のグループに分かれて調べものをしていたり、一緒に図を作っていたり、先生の周りに集まって話を聞いていたり。日本の教室の風景とはまるで違います。
息子が、子供たちのやっていることに興味を持っているのを見て、案内係の先生がひとりの女子生徒に「なにをやっているの?」と話しかけました。その子はちょっと恥ずかしそうにしながら「人間の体の仕組みについて、どの部分がどういう働きをするのか絵にしているんです」と教えてくれました。
息子にそう伝えると「へえ」とひとこと。何か尋ねてみたら?と言っても「いいよ」と言って教室に張られた作品や本棚をきょろきょろ。まだ英語もわからないし、こんなもんかなあと思いました。
見学を終えて、さてホテルに戻ろうかと駐車場へ歩きかけたところで「ねえ。僕この学校に行きたい。ここで勉強したい」と息子が唐突に言ってきました。「え?そうなの?どこが気に入ったの?」「う〜ん、なんか居心地いい感じ」
日本の小学校でも、休み時間は図書館にこもって本を読むのが至福という息子。お友達と外で遊ぶのも嫌いではないのですが、よくいえばマイペース。担任の先生にも「もう少し協調性が身に付くといいですね」とよく言われています。
そんな息子が、初めてきた場所で「居心地がいい」とは。驚きながらも、ああここまで来てよかったとちょっとほっとしたのです。
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